・プログラム

個々のプログラムにについて見ていきたい。


冒頭のTake offはPerfumeのワンマンLIVEの伝統である映像によるOPを踏襲したもの。Play a trik on you直結だった武道館ライブとは異なる映像表現(比較で言うならGAME TOURに近い)ではあったが、手法としては武道館Butterflyと同じであり手堅くまとめられていた。また、これまではここで使われる楽曲は別に用意されていたが今回初めてPerfumeオリジナル楽曲を中田ヤスタカ自身がリミックスしたver.が使われた。


幕落し(リキッドルームだ!)とともに始まるNight Flight。横浜追加公演まではビデオの編集点に当たるためかTake offとの間に数秒の間が空いていたが(ここが非常に間抜けだった)追加公演では一気に繋いで場を高揚させた。OPナンバーがアルバムのリード曲と言う強い主張によりこのツアーが3rdアルバムツアーであることを強く印象付けることになる。


エレクトロワールドで場の高揚は頂点に達する。Perfumeのライブは冒頭にキラーチューンとアップテンポ曲を配して一気に点火することが多いが、戸田ではここが一番盛り上がり、そしてここより盛り上がることはついぞなかった。


Dream Fighter。ほとんど全ての会場で客席がクールダウンするチルアウト曲。Perfumeのセットリストで頭の3曲目にチルアウト曲を入れてくることは異例で客席の不必要な高揚(とそこから生じる混乱と事故)を極力押さえたいとする主催の意向が伺える。


Love the World。さらに客席を冷やすチルアウト曲。一部の客が1拍3拍で機械的な手拍子を送る以外はほとんど全ての客が棒立ちになっていく(一部は座りだす)強烈なブレーキ曲。

冒頭で盛り上がるかに見せておいて、一気にブレーキをかけるという選曲でツアーは幕を開けた。戸田では転換に非常に時間がかかりじれた客がはじまった曲に肩透かしを食らって呆然とする一幕も。大阪および横浜4daysでは若干のブレーキとなった以外はここを無事に通過したが、名古屋では振り挙げた手を力なく下ろす客が残酷なほど続出した。このつなぎはPerfumeライブ史上に残るつなぎだと思う。しかし、どこにおいてもこの2曲はチルアウトにしかならないのも事実で、ならいっそ頭でやってドサクサ紛れに通過させてしまえばいいという意図はあったものと思われる。しかしそれが2曲も続けば客は冷えてしまうこと必至だった。ベストな選択をするならこの2曲は「やらない」ことだろう。やった理由はわかる(シングルなんよ!)が、致命的に客は冷えた。


長大なMCがここから入りダンスフロアを期待した客は完全に沈黙した。しかし名古屋2日目では片っ端からコスプレ客を粉砕していく鬼神西脇が大暴れ!このパートが(実は)異常な盛り上がりになっていた事は特筆しておきたい。コスいじりですらエンタメにしてしまう西脇神の凄さ! しかし、それはやはりやりすぎと言うことなのか大阪以降、コスいじりは力を失い、横浜追加ではおざなりなものとなった。


Zero Gravity。ここで初めてPerfumeはステージを横に広く使う。ホール公演ではステ-ジの両端のしかも本当に縁のところにカギ括弧型のバミがありそこにキューブを置いてのパフォーマンスになった(ただし戸田では違った) とにかく、客席気からPerfumeが近い近い! おそらく端席でがっかりしていたお客さんはここで心臓が止まったのではないかと思われw キューブを使った振り付けはtake me take meの延長線上にあり、子供連れにも見せられる健全なtake meといった趣。アリーナ公演ではセンターステージおよび花道先端をはじめて使う前半の見せ場であり、ホールと同じ局面を期待して奥で前列を押さえた客は血の気を失った。

センターステージサイドで見ると照明設備が邪魔でksyk様の御美脚が見えんのよ!(座り時) 照明ぶっ壊そうかと真剣に思いましたが西脇さんが怖いのであきらめました。。。orz


マカロニ。暗転に続いてマイクスタンドがセットされるという段取りのマカロニ。戸田では暗転明けに手間取っていた。この曲もアリーナでは花道先端をさらに積極的に使うため席による明暗がはっきりとして行く。Y字先端で演者はまずサイド方向を向き、途中でアリーナ後方を向きを変えてパフォーマンスを行った。このため曲中にPerfumeの「顔」を見ることができたのは距離のあるスタンド席の客か、Bブロックの花道際客の一部と、CDブロックの客のみに限定され、Aブロックの客は完全に蚊帳の外に置かれた。このときの3人の表情がとにかく各日絶品だっただけに、千秋楽の日に「AMUSEも酷な事をするなぁ」と思っていたのは内緒だ。とにかくAブロックの客には何もおいしい思いをさせないという姿勢がすがすがしくも徹底されていたのがアリーナ公演であり、その象徴がこのマカロニだと思う。


(続く)